広島大学に見に行こう!生物・植物「そうなの!?」カルタ
2018.07.12
広島大学東広島キャンパスにある「発見の小径」。
木々に囲まれた川やため池で、たくさんの生き物や植物を見ることができます。
そこで見られる生物・植物の、「そうなの?!」と思う面白い特徴を紹介します。
今回紹介してくださったのは、植物はかせ・塩路恒生さん(広島大学技術センター)と、生き物はかせ・宇都武司さん(広島大学両生類研究センター)。
■ モノサシトンボ
■ カスミサンショウウオ
■ シュレーゲルアオガエル
■ ヌマガエル
■ シャジクモ
■ クロモジ
体に、物差しのような線の模様があることから、この名前が付いた。オスは水色、メスは黄色。
🔍体に物差しがあります
大人になっても体長は9~17cmの小さなサンショウウオ。東広島市の天然記念物。
赤ちゃんのころは体長が1~5cmで、ウーパールーパーのような姿。
顔の横のエラで呼吸する。
🔍赤ちゃんのころはウーパールーパーみたい
日本生まれで日本にしか生息しないカエルだが、ドイツ人のヘルマン・シュレーゲルさんが標本を分類したことからこの名前が付いた。
🔍シュレーゲルって名前だけど、日本生まれ
関東以西にヌマガエルは生息しているが、東広島キャンパスの近くにある二神山で採取されたヌマガエルが日本の代表モデル。
ヌマガエルかどうかを判別するときに見比べる基準標本が、広島大学にある。
🔍二神山 生まれが日本の代表
水中に生息するモ。
植物は大昔に水中に生まれ、陸上のさまざまな場所に合わせて姿を変えてきた。
一度陸上に上がったものの、再び水中に戻り、水中に定住した植物もいる。
シャジクモは一度も陸上に上がらず、大昔から姿を変えずに水中に住んでいる。
🔍一度も姿を変えていないガンコ者
クスノキ科の落葉低木。
枝や葉をしごくと、レモンのようないい香りがする。
枝は、高級つまようじの原料になる。
🔍いいにおい。高級つまようじに変身
通常はピンクだけど、ふれあいビオトープの川沿いに白いノアザミがあるよ。
中央が赤いのが特徴だよ。生態実験園のため池を見てね。
発見の小径は、今回の大雨により、一時閉鎖されています。
状況は広島大学総合博物館のホームページでご確認ください。
広島大学両生類研究センターは、一般の人の見学もOK。
カエル、サンショウウオなどの生き物が展示されています。
●開館=平日10時~17時(入館は16時30分まで)
●休館=土・日・祝日
※8月13~15日は盆休み
※8月16~17日は、生き物の展示が休み(他の展示物は見られます)
🐸いろんな種類のカエルが、広島大学両生類研究センターで見られるよ
🗺発見の小径の地図はインターネットで見られるよ
約束
●発見の小径の生き物や植物は、持って帰ってはいけません。
●発見の小径に、生き物や植物を持ち込んではいけません。
※プレスネット2018年7月12日号掲載記事より