【6歳の子ども】食事に集中できないわが子。どう声掛けしたら効果的?
2020.10.31
今回は、6歳のお子さんを育てているママからのお悩みにお答えします。
6歳のわが子は食事に集中できません。一口、口に入れては周りを見渡しています。食事の時間が苦痛にならないように、うまく声掛けをしたいのですが、どう言ったらいいでしょうか。
Answer
いつもわくわく好奇心旺盛の子どもらしく、かわいらしいお子さんですね!でもママは、食事がなかなか進まず困ります。そんな中こんな状況でも、お子さんが食事の時間が嫌にならないようにしたいと思われている、ママの優しさも伝わってきます。
さて、子どもたちの困った行動に対して、まず考えないとけないことは「環境を整える」こと。これで困った行動を予防していきます。
今回の食事で考えると、まずはお子さんがおなかが空いていることが重要な条件です。例えば「おやつの量を少し減らしておく」とか、「しっかり体を動かす遊びを取り入れておく」など。お腹を減らせる工夫です。
もしお腹が空いていない、食事にあまり興味がないお子さんの場合には、たくさんの量のご飯が目の前に出されると、それだけでげんなりしてしまいます。「小さなおにぎりを3つだけ並べておく」など「ちょっと食べてみようかな」と思える工夫も大切です。
それから、お子さんに気の散りやすさがある場合には、座る向きを「壁に向かって配置する」「見える範囲におもちゃを置かない」などの工夫も。本当は食べたいんだけど、目に見える物についつい反応してしまって、食べれなくて「困っている」子どももいるのです。
そして最後に、一番重要なのが言葉掛け。子どもは私たち大人より、モチベーションを維持することが難しいという特徴があります。このチビちゃんの場合、質問からキョロキョロしているけど立ち歩くまではしていないようですね。この時点で肯定的な言葉を掛けます。
シンプルに「ご飯食べてるね」「おいしそうに食べてるね」、立ってほしくないなら「座って食べられてるね」、就学前のお子さんがお兄ちゃんに憧れを感じているなら「座って食べられてお兄ちゃんだね。かっこ良いよ」など。
集中していない時にどうするか、よりも集中している時点でどう声を掛けるかが重要で、それが困った行動を減らす事につながります。どうぞ、食欲の秋、親子でおいしい時間を満喫して下さいね。
オンラインペアトレ講座を開催中
詳しくはこちら