【教えて歯医者さん】 食事介助について
2021.07.01
毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、往診歯科 おだ 山木戸隆子先生に「食事介助について」について話を聞きしました。
歯医者で食事介助?
体内に入れていいものを判断し、それを口に入れて咀嚼し、嚥下して栄養を取り込むことを摂食行動といいます。そして、歯医者ではこの摂食行動の内、咀嚼から嚥下までをサポートしています。食べてからそれが消化され、排泄されるまでの一連の動作で人間の意思が働くのは、最初の咀嚼までです。咀嚼した後は反射的にごっく んと飲み込むのですが、高齢者になると、咀嚼以上にこの飲み込みで問題が出てきます😣。
飲み込みの過程で起こる問題とは?
咀嚼は、入れ歯を直すなどをして改善できますが、嚥下は知らない間に弱ってきます🤔。加齢により飲み込む力が徐々に弱まり、のどの筋肉が弱まれば気管にきちんとふたが出来ない状態で飲み込みをしてしまいます。そして、本来むせることで気管に入ろうとしたものを追い返すこの反射も、年と共に鈍くなり、意識して直すことができないのです。介助者は、食べられない原因が何なのかを観察🔍することが大切なのです。