妊娠中から『育歯』を 歯科医院が講座開く
2015.04.22
子どもの虫歯予防に関心を持ってもらおうと、東広島市高屋町の歯科医院・ 歯の健康ドクターは4月11日、「マイナス1歳からの歯育て講座」を行った=写真。
講座では歯が生えていない時期から歯が生えそろうまでの段階に応じた離乳食の工夫や、1歳半から2歳半までの食事の取り方、歯磨きの方法など、子どもの歯を育てる5カ条などを紹介。
2歳までは歯の成長に合わせた硬さや大きさの食材を手づかみで食べさせることが赤ちゃん自身が一口量を覚え正しくかみ、飲み込む練習になることなどが説明された。
1歳7カ月の悠海ちゃんと参加した教蓮陽子さん(32)は「子どもが仕上げ磨きを嫌がり、いつごろから虫歯になるのか疑問に思い参加した。とても勉強になった」と話していた。
講座は今年で7回目。講師を務めた同医院の中村陽香歯科医師は「治療をしても元の歯には戻らない。妊娠中から『育歯』の意識を」と呼び掛けた。 (松永)