【教えて歯医者さん🦷】誤嚥性肺炎について
2022.09.30
毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、往診歯科 おだ 山木戸隆子先生に誤嚥性肺炎について話をお聞きしました。
誤嚥性肺炎とは❓
食べられない物を飲み込む誤飲と違い、誤嚥は口の中の物が食道に入らず、気道に入ってしまうことを言います。本来はむせたり咳をしたりすることで異物を押し戻しますが、歳を重ねるごとにむせて押し返すことが難しくなります。抵抗力が落ちた時に、誤嚥したものが原因で炎症が起こる事を誤嚥性肺炎と言います。
誤嚥性肺炎と免疫力の関係とは❓
歳をとると誤嚥の頻度は多くなりますが、健康で過ごしていれば免疫力のおかげで肺炎にならないようコントロールしてくれます。しかし、他の病気が悪化したり進行したりすることで、免疫力が下がると誤嚥性肺炎になる可能性が上がります。誤嚥性肺炎と診断された場合、肺炎の治療だけでなく免疫力を上げる必要があると言えるでしょう。歯科医にできることでは、口の中の抵抗力を上げることです。歯磨きなどの口腔ケアだけでなく、だ液の分泌を促したり口やのどの筋肉の老化を遅らせるなどの対処が挙げられます。