【教えて歯医者さん🦷】低位舌について
2023.06.09
毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、みんなの歯科クリニック 田原大輔先生に低位舌についてお答えしていただきました。
低位舌(ていいぜつ)とは
リラックス時に舌が正常な位置よりも低い位置にある状態のことで飲み込みや歯並びに影響します。口を閉じた時に舌の先が上の前歯の根元付近についている状態が正常です。この位置を「スポット」と言います。脊柱のS字カーブが正常な形でない、かかとに体重がかかった後方重心で立っている、背中が曲がった姿勢で長時間椅子に座っていたりする姿勢や行動などさまざまな原因により、視線が下がり、顎を突き出した状態が続くと、舌を支える筋肉が衰えてしまい、軟口蓋や口蓋扁桃が下がり、舌がスポットより下の位置にあることが増えてきます。低位舌の状態が長く続くと(特に乳幼児期)、舌の周囲筋の動きが小さくなり、上下顎骨が十分に成長せず、口腔内のボリュームが小さくなります。このため唇を閉じてリラックスした時にできる上の歯と下の歯の隙間がなくなり食いしばりが起きやすくなり、顎への負担が起きたりもします。まずは、舌のスポットを意識してみてください。舌がスポットに当たらなかったり、舌に歯型がついていたり、舌小帯が太く短かったりなどあれば相談してみてください。改善のためのトレーニングもありますのでお気軽にお問い合わせください。
毎週月曜日の13時台FM東広島で放送中