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  • 【長井先生コラム】「自分が他の人より優れていることを見つけて自由に生きる」
  • 【長井先生コラム】「自分が他の人より優れていることを見つけて自由に生きる」

    2025.05.28

    Dr.長井の子育て&家庭教育マニュアル

     

     キリンが高い木の葉を食べるためにだんだんと首が長くなったように生物は環境に適応するように進化してきたのだ…と学校で習いましたが、このダーウインの進化論は間違っているのではないか言われています。今もシーラカンスは進化せずに生息しているし、敵に見つかりやすいのに艶やかな色の鳥だっています。進化論で説明できないことはいくらでもあるのです。

     ペンギンは昔、空を飛べていたのに、なぜ飛べなくなったのでしょうか? 海に入って魚を獲るため羽が退化した?空から魚を見つけて海中に急降下して魚をとる海鳥もいます。羽があってもいいのでは?

     昔、ペンギンが空を飛んでいた頃、中には飛ぶのが苦手なペンギンもいて仲間からイジメられていました。でも泳ぐのが得意で時々、海に潜って魚を獲っていましたが「海に入った方が魚もたくさんいるしいいじゃん」と思うようになり、そのうち羽の退化した彼らの子孫がどんどん増えてきたのです…(私見です)。

     これを『能動的適応』と呼びます。環境に適応するために進化していくのではなく、現在の自分に合った環境を能動的に選んで進化するというのです。

     最近、人とのコミュニケーション能力が劣っている発達障害系の子供が増えています。人付合いが悪く空気読めない、でも好きなことをするときは抜群の集中力を発揮する。病気だと思って(私はそう考えてはいません)薬を服用、周りの人たちとの関係でストレスを抱えながら懸命に生きている。

     自分が他の人より劣っていることに悩むのではなく、自分が他の人より優れていることを見つけ、そこをもっと磨いて、飛ぶのが苦手なペンギンのように自分に合った環境で誰にも気を使うことなく自由に生きてみるのもいいのでは….。

     

    プロフィール
    大学卒業後、数々の職業を経て広島大学医学部に再入学、予備校衛星講師として東京出講、参考書執筆。一方で精神科病院を経て、現在、医療法人ハンス理事長。元岡山大学医学部臨床教授。医療と並行して学習塾長井ゼミハンスを経営するなど医療と教育のエキスパート。テレビ出演や講演などで幅広く活躍。

     

    コラムのまとめはこちらから link-out.png

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