【教えて歯医者さん🦷】大腸がんと歯周病菌
2023.08.03
毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、往診歯科おだ 山木戸隆子先生に大腸がんと歯周病菌についてお答えしていただきました。
大腸がんに歯周病は関係しているの❓
今日、胃がんよりも大腸がんが死因として上回っています。このたび、神奈川県横浜市で行われた研究で、歯周病菌が大腸がんと関連していることが分かりました。歯周病と糖尿病の関連は臨床現場で得られた経験から、実感がありました。この研究グループは、大腸から歯周病菌を発見。患者の大腸にできた腫瘍、便、唾液などを調べることで、歯周病菌が大腸にできた腫瘍に関連している事を突き止めました。患者から切除した大腸の腫瘍の悪性度が高くなると、歯周病菌の量が多く検出され、腫瘍の進行に伴って菌が増えていく可能性が示されました。大腸がんの発生と関係があるのかまでは不明ですが、歯周病を治療することで、大腸の腫瘍ががん化しないようにできるかもしれません。人間の体はすべての細胞がお互い関連しあって機能していると思います。たかが歯磨きではあるけれど、実は生命を維持するのには結構役にたっているのではないかと研究結果から思いました。
毎週月曜日の13時台FM東広島で放送中