【教えて歯医者さん🦷】認知症予防と口腔ケア
2025.05.29
毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、往診歯科おだ 山木戸隆子先生に認知症予防と口腔ケアについてお答えしていただきました。
歯が少ない人ほど認知症になりやすい・噛む力が弱いと脳への刺激が減る・飲み込む力が衰えると誤嚥性肺炎のリスクが上がり、体力も衰えるなど、最近の研究では、口腔機能の低下が認知症のリスクを高めることがわかってきました。
【脳への「噛む」メリット】
①脳が活性化/ガムを噛むと集中力が上がると言われますよね。これは、前頭葉や海馬などの記憶に関係する脳が刺激されるからです。
②血流がよくなる/しっかり噛むことで顔や頭の筋肉が動き、脳細胞への血流が促されます。
③「噛む」は全身の運動の第一歩/噛む→飲み込む→胃腸を動かす…という連携が、全身のリズムを整えます。
【認知症予防の口腔ケア】
毎日の歯磨き+フロス・歯間ブラシできれいな口内環境を保つことがとても大切です。入れ歯の人は「ちゃんと噛めるかどうか」も大切です。合わない入れ歯を我慢して使うのではなく、定期的な調整や作り替えが必要です。