【教えて歯医者さん🦷】“賢いおやつ”の選び方
2025.08.19
毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、うえの歯科医院 上野彰子先生に“賢いおやつ”の選び方についてお答えしていただきました。
「甘いものを食べると虫歯になる」と思われていますが、実は虫歯になるは3つの条件がそろう必要があります。
①「虫歯菌」…特にミュータンス菌がある
②「糖分」…菌のエサになるものがある(砂糖だけでなくブドウ糖や果糖・果糖ブドウ糖液糖なども含みます)
③「時間」…糖分が長く口の中にとどまっている
この3つで虫歯のリスクが高まりますので、歯の極端に言えば「甘いものをずっと口の中にとどめない」ことで虫歯のリスクはかなり下げられます。
子供はエナメル質や象牙質が薄いため虫歯の進行が速く、大人は歯茎が下がって露出した象牙質(歯の根元)が虫歯になる〝根面う触〟のリスクがあります。食後しばらく口の中は酸性となり、歯の表面からカルシウムなどが溶け出す「脱灰」が起きますので、「食べる時間を決める」「だらだら食べを避ける」「食後できるだけ早いタイミングで歯磨きをする」この基本も守りつつ、おやつ選びも参考にしてみてくださいね。