【防災特集】防災食を作ってみよう❗ ポリ袋調理にチャレンジ
2021.06.23
大雨や台風などの自然災害で、長い時間、停電や断水になったら食事はどうする❓
食材や調味料をポリ袋に入れて湯煎で火を通す調理方法は、災害時にも役立ちます。災害ではない時に子どもと一緒に作って、いざという時に備えよう❗(コドモト取材班)
広島市東区の広島女学院大学の食育サークルが作成した冊子「食品ロスをなくす ローリングストック術」では、食材が限られる非常時でも野菜が摂取できる、ポリ袋調理のオリジナルレシピが掲載されています。
いくつかある中から、袋炊きごはんとオムレツ作りに挑戦❗ まず、ポリ袋を準備。自宅にあるのは熱に弱いタイプだったので、100円ショップで高熱に強いポリ袋を購入。
オムレツのニンジン🥕はピーラーで薄く切り、缶詰の食材はそのままポリ袋に入れるだけ。ピーラーを使う時は大人が付いていましたが、卵🥚を入れて袋をもみもみするのは、子どもたちにお任せ。あとは湯煎するだけですが、筆者は初めて実践する調理法のため、火加減などを試行錯誤。一度作ったことで、子どもの好きそうな味にアレンジしたり、次回調理時の改善点などの気付きもありました。
ポリ袋調理で作ったオムレツ。皿の上にアルミを敷けば、洗い物が出ません👍
袋炊きごはん 2人分
無洗米 …………1合
水 ……………230ml
オムレツ 1人分
卵 ………………… 2個
ニンジン …………30g
コーン缶 ………… 20g
グリンピース缶 …10g
塩 ……………少々(0.5g)
こしょう ……少々(0.05g)
ケチャップ ……大さじ 2
[用意するもの]
□カセットコンロ
□高熱に強いポリ袋(湯煎が可能なタイプを選んでください)
□水(湯煎用)
①ポリ袋に米、水を入れて 30 分吸水させる。
②ポリ袋の中に空気が入らないようにねじり上げ、袋の口を上の方で固く結ぶ。
③ニンジン🥕はピーラーで薄く切る。
冷蔵庫にある野菜でもいいね❗ 火が通りやすいよう、薄く切ろう。
④ポリ袋の中に、オムレツの材料を入れる。
⑤④のポリ袋をもみもみしてよく混ぜ、空気が入らないようにねじり上げ、袋の口を上の方で固く結ぶ。
⑥鍋に湯を沸かし、②の米の袋と⑤の卵の袋を入れて 加熱。米は30分間、卵は10 分間加熱(火加減は中火)
袋が鍋の底に当たらないように皿を沈めます。袋の結んだ部分が火に当たらないよう注意。
。
⑦オムレツにケチャップをかけて出来上がり😉。
<レシピ>
広島女学院大学
食育サークル
Kくん・Tちゃんの 保護者の声
ごはん
袋に米と水を入れ、鍋に入れるだけでごはんになるの❓ と子どもたちは不思議そうにしていました。実際出来上がったごはんは、芯が残っているところもあれば、おかゆのようになっているところも。途中で一度袋の向きなどを変えればよかったのかも🤔。またチャレンジしたいです。
オムレツ
子どもたちは卵が上手に割れてうれしそうでした。「自分で作った」感があり、出来上がったものも完食❗ また作りたいと言っていました。レシピ通りの湯煎10分では、見た目でもドロドロと分かったので、実際は15分ほど湯煎しました(中火)。途中で袋の向きを変えたり、少し固まってきた時点で薄くのばしたりすると、もっと上手にできそうです🙂。
広島女学院大学食育サークルの ワンポイントアドバイス
均一に火を通すこつは、ポリ袋に材料を入れて口を結んだら、薄く広げることです。湯の中でトングなどで袋を回転させても効果的です。湯の量と投入する食材の量によって、適宜、時間を延長してくださいね。