【長井先生コラム】「叱り方と叱るタイミングが大切」
2024.08.27
悪いことをした時の叱り方
小学生になると少しずつ悪いことをし始め、叱らなければならない状況が増えてきます。以前はちゃんと聞いてくれたのに、時には口答えするようにもなります。
いったいどんな叱り方をするのがいいのでしょうか?
「〇〇ちゃん、こんなことしたらダメでしょう! 聞いてる?」……頭ごなしにこんな言い方されると、誰でも心を閉ざしてしまいます。閉じてしまった心にいくら小言を浴びせても扉は閉じているので何も心の中には入っていきません。叱りたいことがあれば、最初に、今までのいい点をいくつか挙げましょう。「〇〇ちゃん、この前は◎◎よく頑張ったね~。」…まず、心を開かせるのです。
心が少し開いたな…と思ったら、間髪入れず「でも今回の△△は、いけない。コレは直して!」少し開いた心に玉を投げ込むかのように悪かった点を挙げて叱るのです!
みなさんは、おそらくいつも逆にしていませんか?まず叱って、その後、子供がふてくされたら、後から、いいことを挙げて機嫌をとろうとする。これはNGです。
テストの結果が悪いとき叱る?
成績が悪くても勉強していれば叱ってはダメです。飛行機が飛び立つ時、滑走路をかなり走ったあと、飛び立ちます。勉強も同じで、努力しても結果が出るには時間がかかります。
成績がいいか悪いかではなく、今、勉強して努力しているかどうかが大切なのです。
ぜんぜん勉強しないなら、叱ってください。小学生は勉強しなさいと叱らなければ糸の切れたタコのようにどこかに遊びに行ってしまいます。