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    2020.11.16

    タブレット

    画像はイメージ

     

    2020年12月末までに、東広島市立小中学校の児童・生徒に1人1台分の学習用タブレットが各校に配備されます。1月から使用を開始。家庭への持ち帰りは、小学校3年生以上を対象にして各校で検討することとなっています。タブレットを使った授業をした経験のない親世代にとっては未知の世界…。どのようなイメージなのか。東広島市教育委員会指導課の担当者に話を聞きました。

     

    ―どのようなタブレットが配備されるのですか。

    こちらです。

    タブレット

    東広島市立小中学校の児童生徒が使用するタブレット。大人のライターが持って、このサイズ

     

    東広島はWindowsの端末を使用します。Windowsはオフラインでの学習も可能なところがメリットです。例えば家庭でオフラインで宿題をして、Wi-Fi環境が整備されている学校で先生に提出するという使い方もできます。

     

    ―進級したときは、タブレットも変わるのですか?

     

    変わりません。進級時には自分が使っていたタブレットも持ち上がります。小学6年生や中学3年生は新1年生に引き継ぎます。だから 大切に扱っていこうねという話もしていきます。

     

    ―タブレットでの授業は特別な感じがしますが…。

     

    特別ではないものに変わっていくと思います。ものさしやコンパスなどと同じような 「文具」という感覚が近い ですね。

    例えば、職場では「文章を書いてください」と言った場合、鉛筆や消しゴム、ボールペンなどを使う時もあれば、パソコンを使う時もありますよね、それと同じように、学校でもタブレットを当たり前のように使っていくというわけです。

     

    ―なるほど。ノートがタブレットに変わるというわけでないんですね。使い分けるということですね。

     

    はい。基本的な機能のほか、子どもたちが使うタブレットには、プログラミング、お絵かきや作品づくりができるソフトなども入っています。これらを各教科の授業で必要な時に効果的に使っていきます。子どもたちの回答や意見を素早く収集・共有するときも有効です。

     

    ―それだと、鉛筆で文字を書く力が低下することもなさそうですね。

     

    タブレットは文具の一つなので、毎回そればかりを使用することにはなりません。先生にとっても教具の一つなので、パソコンを使うことが子どもたちや授業において適切かどうかを判断しながら進めていかないといけないですね。

     

    ―学年によって、使い方が異なりますか?

     

    小学1~2年生はタッチパネルによる操作で、お絵かきソフトなどを使用します。小学校3年生でローマ字を習うので、それくらいの段階からキーボード入力に。小学校6年生の理科の教材でプログラミングを学ぶ計画です。※各学校で前後する可能性があります

     

    ―プログラミングというとパソコンに強くなる、というイメージですが…。

     

    プログラミングの目的は、物事を順序立てて考えたり判断したりする「プログラミング的思考」を身に付けることです。

     

    プログラミング的思考とは
    自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力

     

    プログラミング的思考力は、子どもたちが社会に出たときに、問題に当たったときどう解決していくかを考える力になります。 物事をさまざまな角度から考えることができる力にもつながります。

     

    ―タブレットの導入は、学力を向上させることが目的かと思っていました。

     

    タブレットをノートのように使うだけで学力が向上するわけではありません。教員も子どもも、いかに タブレットの機能をうまく使いながら、学力向上に結びつける ことができるかということだと思います。

     

    ―子ども自身も勉強しやすいようにタブレットを使いこなす、ということですね。

     

    はい。子どもたちは慣れるのが早いですから、使っているうちに、どんどん活用していくと思います。

     

    ―インターネットを使う機会が増え、子どもがネット上でトラブルを起こしてしまわないか心配という声もあります。

     

    現在でも、情報モラルに関する教育は行っています。また、学校では、さまざまな機会をとらえて「人の気持ちを考える」ことを学んでいます。対面でもネット上でも、相手を思いやる、相手の気持ちを想像することは大切です。また、タブレットを使用するときに必要なアカウントは他人に教えてはいけない、他人のアカウントを勝手に使用してはいけない、といったことも話をしていきます。

     

    お話を聞いて、「楽しそう!」と感じました。「知りたい!」と思ったらすぐに調べられる。調べて分かったらまた次の「知りたい!」が生まれてくる。そんな環境は、子どもたちにとってめちゃくちゃ楽しいはず。すでに大人の私は「(遠い目で)いいな…」と思いました。取材協力いただいた教育委員会さん、ありがとうございました。

     

    文・写真:コドモト編集部

     

     

     

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