【教えて歯医者さん🦷】歯ぎしり・食いしばりについて
2024.12.13
毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、ゆめみらい歯科 矯正歯科西条 竹田洋輔先生に「歯ぎしり・食いしばり」についてお答えしていただきました。
歯ぎしりや食いしばりは上下の歯をぎりぎりと強くこすり合わせるような動きやぎゅっとかみしめる悪習癖で、寝ている時になど無意識に行われているため本人が気づかない場合が多いです。通常、顎がリラックスしていれば上下の歯と歯の間は2㍉程度のスペースがあります。歯ぎしり、食いしばりをする人は、口の周囲の筋肉が常に緊張しており、スペースがほとんど見られない場合も。主な原因は、「強いストレス」「歯並び」「枕が合わない」「集中している時間が長い」と言われています。歯が割れたり詰め物が取れる原因となっていたり、かみしめる時間が長いと歯や歯茎、筋肉などに負担がかかり咬筋や側頭筋などの筋肉に痛みや骨が膨らんでこぶ状になったものができやすくなります。無意識に歯ぎしりをする力はとても強く、歯や顎関節に大きな負担がかかり、顎関節症になってしまうことも。また、歯根破折(歯の根っこが割れること)で、歯を失う原因に。歯周病悪化にも繋がります。まずは、歯ぎしり、かみしめをしているか認識することが大事です。