【教えて歯医者さん🦷】嚥下機能の衰えについて
2021.10.01
毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、往診歯科 おだ 山木戸隆子先生に「嚥下機能の衰え」について話を聞きしました。
嚥下機能が衰える❓
嚥下する時に使われるのは、舌👅の筋肉と、下顎の骨の真下にある筋肉「オトガイ舌骨筋」が関係しています。東京医科歯科大学の研究では、65歳以上の人とそれ未満の人のそれぞれの筋肉の質を比較したところ、高齢者は筋肉が萎縮して、筋肉の代わりに脂肪組織が多いという結果が出ました。本来筋肉によって動く部分が、筋肉が脂肪に置き換わったことで動きが悪くなり、嚥下障がいがおきやすくなるということです。
対策はありますか❓
筋肉は使うことで衰えを改善することが可能です。嚥下に使う筋肉を鍛えるトレーニングでおすすめなのは、早口発声です。最初は5秒間にできるだけ早く「た、た、た、た」と発声してください。言える回数が増えてきたら、10秒に伸ばしてみましょう。「た」だけでなく、「か」「ぱ」「ら」と発展させていっても良いです。アプリでカウントもできます。アンドロイドは「パタッカー」、アイフォンは「くちけん」で検索🔎してみて下さい。