子育ての助け合い活動「ファミサポ」
2020.08.28
目次
「仕事で保育園のお迎えに間に合わない」「子どもがいるのでなかなか美容院へ行けない」「息抜きがしたいけれど、実家も遠いし」など、子育てをしているとどうしても援助が必要な場面が出てきます。
また、「この時間なら子どもを送迎してあげられる」「自分の子どもと一緒に遊ばせながら預かることができる」など、困っている人を援助できる場合もありますよね。
そんな時に利用してみたいサービスが ファミリー・サポート・センター (通称ファミサポ)です。
ファミサポは、子育ての援助を受けたい人(依頼会員)と、援助を行いたい人(提供会員)をアドバイザーが間に立って結びつける、会員制の育児支援サービス。
依頼会員と提供会員が相互に支え合いながら、地域全体で子育てを行っていく組織です。
厚生労働省が始めたサービスで、各自治体が主体となって運営しています。
現在全国で860以上の市区町村が実施しています。
厚生労働省ファミリーサポートのページはこちら
東広島市では「東広島市ファミリー・サポート・センター」が、2007年度から依頼会員と提供会員を結ぶ活動を行っています。
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東広島市ファミリー・サポート・センターのページはこちら
依頼会員から依頼があると、提供会員は以下のようなサービスを提供します。
子どもの預かり
子どもの送迎
そのほか、育児支援に必要な援助
※子どもの預かり場所は、提供会員の自宅、すくすく、ゆめもくば、青少年センター内広場など
※宿泊、病中・病後の預かりは行わない
※児童扶養手当や生活保護を受給している方、市町村民税非課税世帯の方などがファミサポを利用した場合、利用料金の半額を助成する制度もあります(月額15000円の女性上限)。
依頼会員
提供会員
※依頼会員と提供会員を兼ねて登録できます。
依頼会員も提供会員も登録が必要です。
ファミサポか市役所、各支所で登録が可能です。
入会・更新料は無料。
登録には、以下のものが必要です。
利用する上で気になるのが、子どもを任せる提供会員がどんな人なのか・・・ということ。
知らない人に子どもを任せることに抵抗感のある人や、子どもとの相性を心配する人もいるかもしれません。
提供会員は子育て中の人から子育てを終えた人までさまざま。
依頼会員と兼ねて登録している人もいます。
提供会員は 子どもの事故予防、救命実習や、子どもの発達などについて、センターが実施する計9時間の研修を受講し、安全対策や子どもの年齢に合わせた遊び方などを勉強 します。
アドバイザーが子どもの性格や利用状況などを聞き取り、条件にあった提供会員を紹介。アドバイザー立ち会いのもと顔合わせします。
依頼会員も提供会員も両者が安心してサービスを利用できるように、活動中の万一の事故に備えて、全ての会員は補償保険に加入します(保険料はファミサポが負担)。
①依頼会員・提供会員ともに会員登録を行います。
(提供会員は、事前研修を受講後、登録します。)
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②アドバイザーが、依頼会員から依頼内容を聴き取ります。
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③依頼会員は条件に合う提供会員をアドバイザーから紹介(ペアリング)してもらいます。
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④アドバイザー立ち合いのもと、依頼会員・依頼会員のお子さん・提供会員で顔合わせを行います。
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⑤依頼会員は、援助を受けたい日が決まると、ペアリングをしてもらった提供会員へ直接連絡します。同じ内容をアドバイザーにも連絡します。
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⑥利用実施
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⑦利用終了後、依頼会員は提供会員からお子さんの様子などを聞き取り、報告書に署名・捺印し利用料を支払います。
(交通費や食事代・おやつ代などが発生した場合は、別途実費で支払います。)
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⑧提供会員は、報告書をアドバイザーに提出して活動を終えます。
※ファミサポの活動は、仕事ではなく有償のボランティアです。提供会員の都合や体調不良によって活動がキャンセルされる場合もあります。また、依頼会員の都合で、活動の依頼が取り消された場合は、依頼会員はキャンセル料を支払わなければなりません。
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依頼会員さんの活用事例
東広島市は転入世帯も多く、共働き、早出・遅出・夜勤など就労形態も様々です。
核家族化が進む中、家族の環境や子育ての方法も多様化していて、ファミサポのニーズが高まっています。
提供会員は地域に在住している人ばかり。育児の「困った」を助けてくれる手が身近にあるのは心強いですね。
東広島市ファミリー・サポート・センター
東広島市西条西本町28番6号
サンスクエア東広島1階
東広島市子育て・障害総合支援センター内
開館日/月~土曜日
開館時間/午前10時~午後5時
休館日/日・祝日・年末年始
電話/082-493-6072
FAX/082-424-3841