一時的に子どもを預けたい
2020.08.28
目次
数時間や半日だけなど一時的に子どもを預けられる一時保育。東広島市のホームページには「保護者の就労や急な用事・病気などの事情や、家庭での子育ての負担軽減など、緊急・一時的に保育所(園)を利用することができます」とあります。
実際に利用したいなと思ったとき、どのような流れで子どもを預けられるのでしょうか。
市では、市内に住む(住所を有する)人を対象に、26の保育施設が一時保育の受け入れを行っています。利用するには各保育施設に直接申し込みをする必要があります。
一時保育を行っている保育所は 東広島市役所のホームページ で確認を。
保育時間は、平日の午前8時30分から午後4時30分まで。保育料は、4時間以内で1000円、4時間以内で給食をはさむ場合で1200円、4時間以上で2000円が基準となります。
ただしこれはあくまでも目安。各施設によって、受け入れ時間や保育料が異なるので要注意。
また受け入れてもらえる子どもの年齢も各施設によって異なります。
例えば、
A施設 午前8時から午後4時まで
0歳児(6カ月から) 4時間以内 1500円
4時間以上 3000円
1・2歳児 4時間以内 1250円
4時間以上 2500円
3・4・5歳児 4時間以内 1000円
4時間以上 2000円
B施設 午前8時30分から午後4時30分まで
※受け入れは1歳から
1~5歳児 4時間以内 1500円
4時間以内で給食あり 1800円
4時間以上 2500円
A施設は子どもの年齢によって細かく料金を分けていますね。
また、おおむね0歳から5歳(未就学児)までを受け入れる施設が多いなか、B施設は1歳児からの受け入れを行っています。
3歳未満までの受け入れを指定する施設もあるので、ホームページなどで確認をしましょう。
子どもを預けたい施設が決まったら、直接施設に連絡をして申し込みを行います。おおまかな流れは以下。
※施設によって異なります。
見学・面談
↓
健康診断(施設の嘱託医などで健康状況などを確認してもらう)
↓
利用者登録
↓
利用の予約(前日までに)
利用前に施設の見学や面談、健康診断が必要なので、利用までに数日かかります。
「今日申し込んで明日預かってもらう」というのは難しそうです。
将来的に一時保育を使う可能性があるなら、 早いうちに申し込みと登録を済ませておくことをおすすめ します。
また、登録が終わっても、入所児童数や予約状況によっては希望日に預かってもらえないこともあるようです。
ファミリー・サポート・センター などの育児援助サービスと合わせて利用すると安心ですね。
ファミリー・サポート・センターのホームページは こちら
施設の保育士が、子どもの年齢に合わせた保育を行います。
年齢によっては、通所(園)児と同じ部屋で、同じ内容の保育を受けることもできるようです。
中には一時保育児だけのクラスを有する施設もあります。申し込みのときや見学時に確認してみましょう。
単発で短時間だけ使う一時保育は、継続して使う場合には金銭的負担が大きくなります。兄弟姉妹を一緒に預けた場合でも割引はありません。
自宅から通いやすい施設を探して、年齢や金額、受け入れ時間など事前にリサーチする必要があります。
申し込みは、各施設に電話やメールで直接問い合わせを行い、空き状況を確認する必要があります。
また、登録したにも関わらず、受け入れ状況によっては希望日に預かってもらえないこともあります。
事前に登録が必要で、面談や健康診断まであってわずらわしい。しかも予約時に断られることもあるなんて…と思うかもしれません。
しかし、一時保育はあくまでも「緊急・一時的に保育所(園)を利用する」もの。
施設は、安心して保育が行えるように、一時的に預かる子どもが「どんな子なのか」をしっかり把握しておく必要があります。
また、受け入れ上限を設けることで安全な保育が行えるのです。「保育士の資格を持ったプロが、安心・安全な保育を行ってくれる」と思えば、わずらわしい手続きも苦にならないのでは。
市によると、令和元年度には延べ5696人が一時保育を利用しています。
・事前に一時保育の登録を済ませておく
・ファミリー・サポート・センターなどと併用する
2つのポイントを押さえて利用することで、緊急時などでも子どもの預け先に困らずに済みそうです。