【3歳と1歳の兄弟】兄弟げんかの収め方にいつも困ります。
2020.09.30
今回は、3歳と1歳の兄弟を育てているママからのお悩みにお答えします。
3歳と1歳の兄弟のけんかをどのように仲裁していいか分かりません。兄が一生懸命積み上げたブロックを、弟が悪気なく倒してしまった時などにけんかが始まりますが、収め方にいつも困ります。
Answer
毎日繰り広げられる兄弟げんか。大きな声で叫び、大声で泣き出すこんな状況を見たり聞いたりしていると、ついついイライラしてきます。
でもここで一番頑張っているのは、3歳のお兄ちゃん。
子どもはきょうだいができることで、初めて「嫉妬」や「憎しみ」「怒り」などの感情を経験していきます。これまで経験したことのない感情とどう向き合って、どう心を整理していけば良いのか分からなくて困っているのです。
きょうだいげんかの対処方法について、感情が高ぶっている時には子どもは余計に気持ちの整理はできません。ママが怒ったり腹を立てると、余計に子どもの感情も高ぶってしまいます。
①お説教にならないように指示は短くシンプルに出しましょう。
「手を離します」「物は投げません」
②子どもが指示に従ったらすかさず褒めます。
「そうね。物を投げるとけがをするからね。やめてくれてありがとう」
③子どもの感情の高ぶりが少しおさまってから、お話をしましょう。その時のポイントが、子どもの気持ちに共感し、代弁するように心がけましょう。
「お兄ちゃんはブロックを壊されて嫌だったんだね。そうだよね。一生懸命作ってたもんね。ママもすごいなって見てたよ」
ママが自分の気持ちを大切に想ってくれながら話を聴いてくれていると体験する事で、子どもは「相手への思いやり」を学びます。自分の気持ちを受け入れてもらうことで、徐々に自分で気持ちを整理していけるようになるのです。
また日頃から、時間は短くても構いません。お兄ちゃんと2人だけの時間を作りましょう。例えば寝る前の5分「いつも○○君の事で我慢してくれてるね。ありがとね」と労う。「ママはちゃんと自分のこともみてくれている」子どもに安心感を与えてあげましょう。
このくらいの年齢のきょうだいの子育ては、なかなかママにも負担が大きく大変なお仕事です。気持ちに余裕がある時にできる事から試してみてくださいね。
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