【教えて歯医者さん🦷】外科手術の合併症と口腔ケアについて
2021.12.10
毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、さくらファミリー歯科 乾孝史先生に「外科手術の合併症と口腔ケア」について話をお聞きしました。
外科手術の前に虫歯治療が必要❓
全身麻酔を行う手術や抗がん剤投与、放射線治療や緩和医療などの前後に、口腔ケアをして思わぬトラブルを予防しようという「周術期等口腔機能管理」が注目されています。口腔ケアをすることで手術後の肺炎や化膿、発熱などのトラブルを避け、合併症を防ぎ早く退院しようということですね。
口の中がきれいだと手術後のトラブルを避けられる?❓
口の中は細菌が生活するうえで絶好の環境です。そのため口腔ケアを怠ると細菌の数がどんどん増えてしまいます。こうした細菌が、食道や胃、十二指腸などの手術をした後、だ液と一緒に細菌を飲み込んで手術した部位に感染しやすくなります。また、手術後は抵抗力が下がるので誤嚥による肺炎のリスクも高くなってしまいます😨。実際には、手術までの期間が短く、歯科治療を終えられないために、応急処置となるケースが多いです。あわただしくならないためにも、日常的に歯科に通うことで怖い病気に備えておきたいですね。