【教えて歯医者さん🦷】歯医者が話す「糖尿病」
2022.10.27
毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、往診歯科 おだ 山木戸隆子先生に歯医者が話す「糖尿病」について話をお聞きしました。
口内にもたらす糖尿病の影響とは❓
糖は体のエネルギー源として重要です。しかし、取りすぎると血液中で糖が余った状態になり、血管が詰まりやすくなり、血管が腫れたり出血しやすくなったりします。このように血中の糖をコントロールする働きがうまく機能できなくなる状態を「糖尿病」・「糖尿病予備軍」と言います。また全身に一時的に糖が増え、内臓などの毛細血管で処理しきれなくなった結果、増えすぎた糖をなんとかしようと体中の細胞が協力して正常に戻そうとし、毛細血管の集まる歯ぐきで出血や腫れの症状がでることがあります。普段、歯の定期検診では何の問題もない状態なのに、いきなり口の中全体に炎症が現れ、検診しているのに何か見落としたのではないかとドキッとする例がありました。体に備わっている免疫力や治癒力をきちんと発動させ効率よく働かせるためにも、糖尿病がどういう病気なのかをきちんと理解し、異常が発生した時に正常に戻そうとする、脳から細胞へ出す指令も的を射たものになります。