【教えて歯医者さん🦷】窒息について
2022.12.02
毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、往診歯科 おだ 山木戸隆子先生に窒息についてお答えしていただきました。
窒息は、実は身近❓
不慮の事故による死因の第1位が「窒息」で、死亡者数は年間1万人いるそうです。消費者庁のデータによるとその中でも、食べ物を喉に詰まらせて死亡する人は年間3500人以上います。65歳以上が全体の9割近くを占めています。さらに、事故の半数近くが1月、特に三が日にもちを詰まらせて死亡していました。
なぜもちが危ないの❓
もちは温かいうちは柔らかいですが、口の中に入ると温度が下がって硬くなり、もち同士がくっつきやすくなります。歳を重ねるにつれて、噛む力や飲み込む力が弱くなってくるため、特に注意が必要です。もし窒息したら、声帯ごと気管がふさがれるので声が出せなくなります。もちろんしゃがれ声も危険です。急に黙り込んだり、苦しそうな顔をする、顔色が変わる、のどを触る、胸をたたくなど窒息のサインを見逃さないように注意しましょう。あらかじめ、動画サイトなどで窒息時の対処法を確認しておくと良いでしょう。