【教えて歯医者さん🦷】歯ぎしり、食いしばり
2023.08.11
毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、みんなの歯科クリニック 田原大輔先生に歯ぎしり、食いしばりについてお答えしていただきました。
歯ぎしり、食いしばりはストレス解消の手段の一つです。それ自体が悪いことではないのですが、強い力が加わったり、長時間になると歯にかかる負担が大きく、歯並びに影響が出たり、歯の根元付近に段差ができたり、歯が欠けたり、また顎に負担がかかり顎関節症になったりすることもあります。自律神経には交感神経と副交感神経があります。ストレスなどによって交感神経が優位になり興奮状態となるのが歯ぎしり・食いしばりの原因といわれています。また、姿勢が悪くなっている時や、栄養バランスが偏っている時、寒い時などでも自律神経のバランスが崩れ、交感神経が作用してしまいます。歯ぎしり・食いしばりは、睡眠中の半覚醒状態の時に起こります。そのため睡眠の質の改善が大切です。副交感神経はリラックスしている時に作用します。メラトニン、オキシトシン、セロトニンというホルモンが分泌されると副交感神経が作用しやすいので、これらのホルモンを分泌しやすくするために、生活習慣を見直し、寝る前のスマホをやめる、早寝早起き、家族団らんの時間を多くとる、朝日を浴びる、朝夕に軽い運動をするなどを意識して、笑顔で過ごしてみてください。
毎週月曜日の13時台FM東広島で放送中