【教えて歯医者さん🦷】インフル発症率を1/10に抑える予防法 ①
2024.02.23
毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、にしはら歯科 西原泰先生にインフル発症率を1/10に抑える予防法についてお答えしていただきました。
Q. インフルエンザの予防法があるのですか❓
A. インフルエンザはウイルス性と細菌性があります。ウイルスは粘膜に付着しただけでは発症せず、細胞膜をこじ開け、細胞の中に入ることで発症します。ウイルスにはカギとハサミ役の酵素があり、ウイルスが粘膜につくと、カギの酵素が細胞の壁をこじ開けて細胞内に入り増殖。ハサミの酵素が、隣の細胞の壁を切って侵入し、さらに増殖します。また、歯周病菌がウイルスの酵素を活性化するので、さらに発症しやすくなります。予防するには、丁寧な歯磨きと、かかりつけの歯科で定期的に口の中の掃除をしましょう。実際、歯科衛生士から口腔健康管理を受けていた介護施設では、インフルエンザの発症率が10分の1に減少した例も。また、細菌性のインフルエンザの予防には、体内にある細菌にくっついて細菌を無毒化する免疫グロブリンA(IgA)を増やしましょう。IgAは唾液中に多く含まれるので、唾液腺のマッサージやよく噛むこと。6~9時間寝るとIgAが増えるので、睡眠をよく取りましょう。また納豆、ヒジキ、豚肉、ゴボウ、根菜類や海藻類などを食べるとIgAが増えます。
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