【教えて歯医者さん🦷】歯は削るたびに終点へ近づく
2025.10.24

毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、ゆめみらい歯科矯正歯科西条 竹田洋輔先生に歯は削るたびに終点へ近づくについてお答えしていただきました。
むし歯になったとき、最初は小さな詰め物で済むことが多いのですが、ここから「歯の寿命のカウントダウン」が始まっています。
■抜歯までの治療サイクルの一例
初期むし歯はレジン充填(白い詰め物)で数千円(保険適用)程度で治るが、歯は一部削られます。年月が経ち、詰め物の下でむし歯再発した場合、神経を取る根の治療(根管治療)となり、数千円~1万円前後の治療費がかかり、治療期間は3~5回必要の通院が必要となります。土台と被せ物(クラウン)を装着します。この時点でもとの歯の形は失われています。再び痛みや違和感があったら、被せ物の内部での再感染(根尖病変)が疑われます。この場合再根管治療、もしくは抜歯となります。抜歯はブリッジ、義歯、インプラントの選択となり、数万円~数十万円の費用がかかります。また、周囲の歯にも負担やリスクが生まれます。このようなサイクルを繰り返し、歯が失われます。1本の歯を失うまでの費用やストレスを思えば、歯みがきなどの予防習慣は、良い選択では。