【教えて歯医者さん🦷】知覚過敏について
2025.12.12

毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、うえの歯科医院 上野彰子先生に知覚過敏についてお答えしていただきました。
知覚過敏は、冷たい飲食物や歯ブラシの刺激で一過性の痛みを感じる症状で、季節や年齢に関係なく多くの方が経験します。一時的に神経に刺激が伝わることで起きますが、放置すると食事や歯磨きがつらくなるだけでなく、歯の健康全体に影響することもあります。象牙質が露出することが主な原因です。
過度なブラッシング、酸性飲料や食べ物をだらだらと摂る習慣、歯ぎしりなどがリスク要因であり、摂食障害(嘔吐)、骨形成不全症、シェーグレン症候群などの疾患も関与します。
予防には、適正なブラッシング圧、酸性飲食物の摂取方法の工夫(うがいなど)、ナイトガードの使用、知覚過敏対策用歯磨剤の継続使用が効果的です。
症状が強い場合は、歯科での薬剤塗布やレジンによる処置なども有効ですが、改善されない場合は神経を取る処置が必要となることもあります。症状が強いとうまく食べられず、ストレスになったり生活の質にも関わるため、早期の対策と歯科医への相談が大切です。