【教えて歯医者さん🦷】歯ぎしりについて
2025.10.31

毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、往診歯科 おだ 山木戸隆子先生に歯ぎしりについてお答えしていただきました。
歯ぎしり(ブラキシズム)は、睡眠中など無意識のうちに歯をこすり合わせたり、強く噛みしめたりする行為です。癖のように思われがちですが、実際には歯のすり減りや欠け、詰め物の破損、知覚過敏、顎の痛みなどの口腔トラブルだけでなく、頭痛、肩こり、エラ張り、姿勢の乱れによる腰痛など、全身にさまざまな影響を及ぼします。
原因はストレスだけに限らず、噛み合わせのズレや悪い姿勢、睡眠の質、アルコールや喫煙の習慣、遺伝など複数が絡み合っていることもあります。治療法には、マウスピース(ナイトガード)やボトックス注射、噛み合わせの調整、口周りの筋肉トレーニング、ストレスマネジメントなどがあり、症状や原因に合わせて選ばれます。セルフケアとしては、咬筋をほぐす頬のマッサージも効果的です。家族から歯ぎしりを指摘されたり、気になる場合は、放置せずに歯科を受診することが大切です。早めの対応が、歯と体の健康を守ります。