【東広島市】ママが気になる2021年度の事業をリポート
2021.04.17
こんにちは。東広島の子育てに特化したウェブサイト「コドモト」編集部の東子(とうこ)です。2021年度の東広島市の予算をママ仲間と読んで、気になった事業をピックアップ。どんな内容で、今年、どのように変わっていくのか。リポートします。
※ママの関心度を5つ星で表現(ママ仲間5人による)
今年度、市が開設を目指す「ひろば型子育て支援施設」は、一言でいうと、子どもから高齢者までが気軽に集える場所。子育て中の人が相談や情報収集できることに加え、これから親になる人、子育てを終えた人など、さまざまな世代の人が交流できる施設を目標としている。
市は、同施設を開設・運営する民間事業者や地域団体に対して、補助金を交付する。市の担当者は、「新しい発想の居場所づくりで子育てを支援し、地域での支え合いにもつなげていきたい」と話している。予算1348万円。
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\子育て支援施設を紹介/
市は今年の4月から、公立の小中学校・幼稚園から保護者へ向けた情報提供を、電子メールやメッセージアプリで配信するサービスを始めた。予算は39 98万円。
現在は、臨時休校の連絡や学校だよりなどを配信の対象としている。今後、モデル校を選定して、保護者からの欠席連絡や学校からのアンケートなど、双方向コミュニケーションの実証実験を行う計画。
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\DXやデジタル化について/
「5つの力」とは、感じる・気づく力、うごく力、考える力、やりぬく力、人とかかわる力を指し、これらの力が乳幼児期に「探究の芽」を育むとされている。
市は5つの力が遊びの中で育まれる保育環境づくりに着手。樹木や築山を園庭に設置するなど、施設に合わせて計画していく。
今年度は予算500万円で、まずは5施設程度での実施を予定している。
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子どもが通院や入院で医療機関を受診した際の医療費の一部が支給される乳幼児医療費助成制度。現在、通院の支給対象は小学3年生までだが、今年8月からは6年生までに拡大される。予算は4億5671万円。
新たに対象となる小学4~6年生については申請が必要。市は5月下旬ごろに通知と申請書を対象者に送付する予定。
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小中学生に1人1台配られているタブレット端末で使用する電子辞典などを購入し、主体的な学びをさらに促進する。予算は1926万円。
全学年に電子百科事典、小学5・6年生にAI(人工知能)が発音のチェックをする英語教材をそれぞれ導入する予定。
また、小学3・4年生が東広島市の地理歴史を学ぶ科目では、子どもたちの興味をかき立てる動画教材を大学生が制作する予定。
市の担当者は「スムーズに導入できるよう教員のサポートも行う」としている。
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\タブレット授業について/
新型コロナウイルス感染症の影響を受けている妊婦に、安心して出産を迎えてもらうための給付金。出産予定日が4月1日から令和4年3月31日までの妊産婦に3万円を支給する。予算は4870万円。
対象者には6月上旬をめどに申請書が送付され、申請期限は12月末までとなる予定。
老朽化した施設の対策として、整備・改修等が進められる。今年度は西条東保育所の建設と三津保育所の設計、必要な維持修繕等。予算は1億6897万円
小中一体型校の開校に向けた校舎建設や長寿命化計画に基づく大規模改修、さらに仮設校舎の建設などにより狭くなっているグラウンドの整備などが進められる。予算は25億4978万円。
西条中学校と東西条小学校では長寿命化計画に基づく大規模改修に向けて、今年度は設計が行われる。また来年4月開校予定の小中一体型施設2校(河内・志和)は工事を完了させる。
さらに、グラウンド整備については、八本松小学校は8月末完成予定、川上小学校については、8月頃着工予定。
\小中学校の進ちょくナウ/
子どもの宇宙や天体についての科学的な興味・関心を高めるため、大学生を講師として、天文台や学校等の協力を得ながら、宇宙に関する講座を開催する。予算は14万円。
7月15日から来年3月3日までの間に、全8回開催予定。
文:ウェブサイト「コドモト」編集部 東子 (小学生2児の母)
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