【教えて歯医者さん🦷】歯周病と全身疾患について
2022.02.04
毎週月曜日の13時台にFM東広島（89.7MHｚ）で放送中の「教えて！歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、往診歯科 おだ 山木戸隆子先生に「歯周病と全身疾患」について話をお聞きしました。
歯周病が全身に及ぼす影響は❓
歯周病は昔は歯槽膿漏と呼ばれ、いわゆる「歯ぐきが悪くなる」病気です😟。歯周病の原因は歯周病菌が起こす炎症で、この炎症が実は全身疾患と関係があるのです。歯周病と一番密接な関係があるのは糖尿病です。糖尿病の患者さんの歯ぐきはすぐに出血し止まりにくく、傷の治りも悪いです。また歯周病菌の出す毒素が血糖値に影響を及ぼすため、糖尿病を悪化させます🤔。糖尿病の患者さんは内科と歯科での治療を合わせて受けて頂くのがいいと思います。それ以外の病気としては、脳梗塞や心筋梗塞、また関節や腎臓の炎症、免疫力の低下による慢性疾患などがあります。また歯周病の妊婦さんの早産や低出生体重児のリスクは歯周病でない妊婦さんの2～4倍と言われています。歯周病はそのものも怖い病気ですが、歯周病がかかわる全身疾患は慢性的にも急性的にも命に係わる病気なので、歯周病と併せてしっかりと治療していきましょう。
