【5歳の子ども】幼稚園の給食の時間になると緊張して、食べられるか不安になると言います。このまま小学校に上がるのが心配です。

2021.11.01

今回は年長さん、就学前のお子さんのお悩みについてお答えします。

相談室

Question

【5歳の子ども】幼稚園の給食の時間になると、『「きちんと食べられるか」と緊張して喉を通らない』と毎日不安を口にします。

先生と話をして給食の量を減らしてもらったり、できることはしていますが、3年目の今でも不安ばかり口にします。

このまま小学校に上がるのがとても心配です。

（西条　ゆきだるま）

Answer
小学校就学に向けて、お子さんに『偏食』や食の細さがある場合「給食が心配だ」と言うお悩みを受けることがあります。

ご相談のママさんの場合、『偏食』というよりは「緊張して喉を通らない」「毎日不安を口にする」と書かれています。
お子さんの『食』の課題について、お子さんの様子をよく観察してママがしっかり考えていらっしゃるのが伝わってきます。

お悩みについて、おうちでのママの関わり方のポイントを３点お伝えします。

１つ目『不安が高く緊張が強い』お子さんの場合、日々の生活全体で安心感を感じられるように工夫すること。
おうちの人と一緒に小学校までお散歩してみるのも良いですね。
逆に言うと、不安を感じていることをあまり深掘りして話さないことも大切です。
「幼稚園で今日の給食は食べられた？」など給食についての質問は、不安をあおる可能性があるので控えめに。

２つ目はおうちでの食事の場面を楽しく過ごすこと。
「このお芋ほくほくしておいしいねぇ」「おいしそうに食べてくれてママも嬉しいよ」など温かい言葉を掛けることを心掛けましょう。
今はお箸の持ち方などの食事のマナーについての指摘や注意は、『大目に見る時期』だと、少し減らしておいてください。

３つ目はしっかり身体全体を使った遊びを体験させてあげましょう。
食べ物をそしゃくする筋力をしっかり発達させるためにも、「お腹が空いた」と食事を取りたいと思うためにも、身体全体を使った粗大運動を生活に取り入れてみましょう。
お外に出られない日には音楽に合わせて身体を動かしたり、お布団の上ででんぐり返しをしてみたり。
一緒に楽しんでみてくださいね。

最後に、ママ自身も安心できるように就学前健診など小学校の先生に会う機会があれば、養護教諭の先生などに相談しておきましょう。
もちろん、入学後も担任の先生などが、しっかり相談に乗ってくれますので安心してくださいね。