【５歳の子ども】 お友達に「やめて」と言ってもやめてくれないようです。からかわれたり、物の譲り合いがうまくいかなかったり…。

【５歳の子ども】お友達に「やめて」と言ってもやめてくれないようです。からかわれたり、物の譲り合いがうまくいかなかったり…。

2021.12.31

今回は５歳のお子さんのお悩みについてお答えします。

相談室

Question

【５歳の子ども】

お友達に「やめて」と言ってもやめてくれないようです。からかわれたり、物の譲り合いがうまくいかなかったり。そんな時わが子にどう声掛けをしたらいいでしょうか。（西条　だるまさん）

Answer
ママたちの前でのお友達トラブル。相手のママも見ている手前、どう対応するのが良いか悩むところですよね。

ご相談の状況を推測すると相手のお友達の意地悪な様子を感じます。ママの前で相手の子を叱るのも言いにくいですね。

おそらく相手のお子さんも５歳前後の幼児さん。この時期の子どもたちは、相手の気持ちや状況を想像したり察するのはまだ、発達的にも難しいのです。

では何が大切か。それは『怒る』のではなく『教えてあげる』こと。ただここで気を付けるポイントは、短い言葉で伝えることと、なるべく否定形ではなく肯定形で伝えること。

「○○くんはね、そうやるんじゃなくて、こうやってほしいんだって」何をしてほしいのか、相手の子の近くによってしゃがんでなるべく同じ目の高さになって伝えます。相手の子がきちんと聞いてくれたら「聞いてくれてありがとう」と笑顔で伝えてあげましょう。

ママさんからのご質問、お子さんに何と声をかけるか。

「□□くんて悪い子だね」これはあまり良くない声かけ。人は色々な側面を持っています「良い」「悪い」の軸だけで判断できないことがたくさんあります。

「やめてくれなかったのは悲しかったけど、『やめて』とよく伝えられたね」とお子さんの気持ちに共感する、相手がどうかではなく、お子さんの頑張ったことを肯定する。これが声かけのポイントです。

子どもたちはコミュニケーションがまだまだ未熟です。対人関係の取り方も間違えることがたくさんあります。子どもたちは間違えて失敗を繰り返して、正しいコミュニケーションや対人関係スキルを習得していきます。間違えた時が学びのチャンス☆

子どもたちは社会の中で育ちます。

子どもたちが安心して間違えられる、ママたちが安心して見守れる。そんな関係を作っていってくださいね。