【教えて歯医者さん🦷】認知症と歯の関係
2023.10.27
毎週月曜日の13時台にFM東広島(89.7MHz)で放送中の「教えて!歯医者さん」。歯にまつわるいろんな情報をお届け😬。
今回は、往診歯科 おだ 山木戸隆子先生に認知症と歯の関係についてお答えしていただきました。
認知症と歯の関係について教えてください
歯の治療中、顎がだるくても口をしっかり開けているとか、ちょっと痛くても動かずに我慢できるのは、理性と本能を脳がしっかりコントロールしているからです。私の体感ですが、そのコントロールの衰えが認知症の疑い、つまり自覚がない初期症状のサインだと感じています。認知症を初期の段階で早期発見、早期診断し、進行を予防をすることが大事です。歯科医師の立場から認知症の初期症状についてお話しましたが、認知症の予防にはスポーツが良いとも専門の医師の方たちが提唱されています。認知症予防はお口の機能とも関係があり、自分の歯があろうとなかろうと、奥歯でしっかり噛めば、認知症になりにくいというデータがあります。歯間膜から脳に刺激が伝わることで予防になるのです。きちんと咀嚼できているか、丸のみにしていないか、もう一度確認してみてください。そして、早食い・丸のみしている方は、意識的にできるだけ咀嚼回数を増やす食事スタイルに変更してみてください。
毎週月曜日の13時台FM東広島で放送中